元気を取り戻したアフリカ自然保護区の至宝

2011.12.31

セレンゲティ国立公園の東南に隣接する八〇九四平方キロメートルの保護区内は、「世界最大の動物園」とも形容されているほど、野生動物が多いことで知られている。その中心にあるのは、直径一六〜一九キロメートルの巨大なンゴロンゴロークレーター。クロサイは密猟により一〇数頭にまで減少したが、ゾウやカバなどの大型哺乳類、ライオンやジャッカル類などの捕食獣のほか、ヌーなど二万五〇〇〇頭に及ぶ多様な動物たちが依然生息している。

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温暖で適度な降雨の気候が動植物の格好の分布地となっている。湖沼、川、草原、森林など、動物たちがすむのに適した多彩な自然環境が備わっているのも特徴で、鳥類は実に四〇〇種以上もが生息している。また、一九五九年には、北西に位置するオルドヴァイ渓谷で、一〇〇万年以上も前の人類の化石が発見されている。隣国ケニアのダム計画により一九八四年に危機遺産となったが、そのために保護が強化され、一九八九年危機遺産リストから解除された。